その日、サウロはエルサレムに着き
弟子の仲間に加わろうとしたが
皆は彼を弟子だとは信じないで恐れた
しかしバルナバは、サウロを連れて使徒たちのところへ案内し
サウロが旅の途中で主に出会い
主に語りかけられ
ダマスコでイエスの名によって大胆に宣教した次第を説明した
それで
サウロはエルサレムで使徒たちと自由に行き来し
主の名によって恐れずに教えるようになった
また、ギリシア語を話すユダヤ人と語り、議論もしたが
彼らはサウロを殺そうとねらっていた
それを知った兄弟たちは
サウロを連れてカイサリアに下り
そこからタルソスへ出発させた
こうして
教会はユダヤ、ガリラヤ、サマリアの全地方で平和を保ち
主を畏れ、聖霊の慰めを受け
基礎が固まって発展し、信者の数が増えていった
第二朗読 :使徒ヨハネの手紙 (1) 3章18-24節
子たちよ
言葉や口先だけではなく
行いをもって誠実に愛し合おう
これによって
わたしたちは自分が真理に属していることを知り
神の御前で安心できます、心に責められることがあろうとも。
神は、わたしたちの心よりも大きく、すべてをご存じだからです
愛する者たち
わたしたちは心に責められることがなければ
神の御前で確信を持つことができ
神に願うことは何でもかなえられます
わたしたちが神の掟を守り、御心に適うことを行っているからです
その掟とは
神の子イエス・キリストの名を信じ
この方がわたしたちに命じられたように、互いに愛し合うことです
神の掟を守る人は、神の内にいつもとどまり
神もその人の内にとどまってくださいます
神がわたしたちの内にとどまってくださることは
神が与えてくださった“霊”によって分かります
福音朗読 :ヨハネによる福音 15章1-8節
そのとき、イエスは弟子たちに言われた
わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である
わたしにつながっていながら、実を結ばない枝はみな
父が取り除かれる
しかし、実を結ぶものはみな
いよいよ豊かに実を結ぶように手入れをなさる
わたしの話した言葉によって、あなたがたは既に清くなっている
わたしにつながっていなさい
わたしもあなたがたにつながっている
ぶどうの枝が、木につながっていなければ
自分では実を結ぶことができないように
あなたがたも、わたしにつながっていなければ
実を結ぶことができない
わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である
人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば
その人は豊かに実を結ぶ
わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである
わたしにつながっていない人がいれば、枝のように外に投げ捨てられて枯れる
そして、集められ、火に投げ入れられて焼かれてしまう
あなたがたがわたしにつながっており
わたしの言葉があなたがたの内にいつもあるならば
望むものを何でも願いなさい
そうすればかなえられる
あなたがたが豊かに実を結び、わたしの弟子となるなら
それによって、わたしの父は栄光をお受けになる