★ロザリオとは、バラの冠という意味で、アヴェ・マリアの祈りを一輪のバラとみなし、 第一の黙想:「お告げ」 第一の黙想:
信仰の奥義(神秘)、イエス様の生涯を黙想しながら
霊的花束を聖母マリアにささげ、聖母マリアの取次ぎを願う祈りです。
★ロザリオには、4つの神秘(喜び、苦しみ、栄え、光)があります。
それぞれの「神秘」には、5つの黙想項目が含まれています。(下記参照)
★唱え方(上図参照)
十字架のしるし、信仰宣言(使徒信条)
主の祈り 1回
アヴェ・マリアの祈り 3回
栄唱 1回(できれば続けてファティマの祈り 1回)
で、始まり、次に下の欄に記載している
「第一の黙想」を黙想しながら主の祈り 1回、アヴェ・マリア 10回、栄唱 1回(ファティマ 1回)
を唱えます。
そして第二〜第五の黙想へと続けていきます。
それぞれ、黙想→主の祈り→アヴェ・マリアの祈り→栄唱(ファティマの祈り)の1setを「1連」といいます。
(※できれば各栄唱に続いて、ファティマの祈りを唱えるとよい、とされています。)
5連合わせて「1環」といいます。
1環唱え終わったら、サルヴェ・レジナ〜元号あわれみの母〜、
教皇の意向に従って、主の祈り、アヴェ・マリアの祈り、栄唱、
できれば聖母の連祷、聖ヨセフへの祈り(特に10月中)を唱えます。
★4種類の神秘
ロザリオは、曜日ごとに決まった「神秘」を黙想しながら祈ることが勧められています。
それぞれの「神秘」には、下記に示す5つの「黙想」があります。
・月曜日、土曜日・・・喜びの神秘
・火曜日、金曜日・・・苦しみの神秘
・水曜日、日曜日・・・栄えの神秘
・木曜日 ・・・光の神秘
☆喜びの神秘☆
天使はイエスの誕生を告げる
(ルカ1・26〜38)
第二の黙想:「ご訪問」
マリアはエリザベトを訪問される
(ルカ1・39〜45)
第三の黙想:「ご降誕」
イエスはマリアからお生まれになる
(ルカ2・1〜7)
第四の黙想:「主の奉献」
イエスは神殿にささげられる
(ルカ2・22〜24)
第五の黙想:「主の発見」
両親はイエスを神殿で見つける
(ルカ2・41〜50)
第一の黙想:「ゲツセマネでの憂い」
イエスはゲツセマネで苦しまれる
(マタイ26・36〜37)
第二の黙想:「むち打ち」
イエスはむちで打たれる
(マルコ15・16〜20)
第三の黙想:「いばらの冠」
イエスはいばらの冠を受けられる
(ヨハネ19・1〜5)
第四の黙想:「十字架の道」
イエスは十字架をになって歩まれる
(ルカ23・26〜32)
第五の黙想:「ご死去」
イエスは十字架の上で亡くなられる
(ヨハネ19・25〜30)
第一の黙想:「ご復活」
イエスは死から復活される
(マタイ28・1〜8)
第二の黙想:「ご昇天」
イエスは父のもとにのぼられる
(ルカ24・50〜53)
第三の黙想:「聖霊降臨」
イエスは父のもとから聖霊を送られる
(使徒言行録2・1〜4)
第四の黙想:「マリアの被昇天」
マリアは身も心も天にあげられる
(ヨハネの黙示録12・1)
第五の黙想:「天の元后、マリア」
マリアはイエスの栄光にあずかられる
(ルカ1・46〜49)
「イエス、ヨルダン川で洗礼を受ける」
イエスはヨルダン川で洗礼を受けられる
(マタイ3・13〜17)
第二の黙想:
「イエス、カナの婚礼で最初のしるしを行う」
イエスはカナの婚礼でご自身の栄光を現される
(ヨハネ2・1〜11)
第三の黙想:
「イエス、神の国の到来を告げ、
人々を回心に招く」
イエスは回心を訴え、「神の国」の到来を宣言される
(マタイ5・3〜10)
第四の黙想:
「イエス、タボル山で栄光の姿を現す」
イエスは神性を現すために、弟子たちの前で
変容される
(マルコ9・2〜8)
第五の黙想:
「イエス、最後の晩餐で聖体の秘跡を制定する」
イエスは聖体を制定される
(マタイ26・26〜29)